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八百屋ベジタン - 簿記を学ぶ軌跡 -
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第2章 
第14回 手形
● 約束手形
今回は手形についてのお話でした。

まずは約束手形。これは、ストーリーで出てきたものです。
ベジタンが受け取ったときの仕訳はこうでしたね。

(受取手形) 950,000 (売掛金) 950,000

では、逆にギューギューレストラン側ではどうなるでしょうか?

これは、仕入側の立場になるだけです。

(買掛金) 950,000 (支払手形) 950,000

手形を渡した方は、手形の代金を支払う義務が出ますので、負債の支払手形勘定を使います。

● 為替手形
ということで、約束手形について見たのですが、手形にはもう一つ種類があります。
それが為替手形というものです。

実は、この為替手形はかなりややこしいです。ここは気合いを入れてください(笑)。

ちょっと例を使ってみます。
まず、ベジタンがギューギューレストランへ売掛金が30万円ある状態を考えます。あとで、30万円もらえる状態ですね。
で、ベジタンは市場で仕入れた代金として、買掛金が30万円あるとします。市場の人にあとで30万円支払わなければいけません。

この場合、めんどくさがりな人だと考えそうなことがあります。
わかりますでしょうか?

はい。
ここではですね、ベジタンからしたら、「レストランから30万円もらって、市場に30万円払うんだったら、レストランが直接市場に払ってくれたら楽だなぁ」と考えられます。

ということで、こういうときに使うのが為替手形なんですね。

関係は図のようになります。

為替手形の関係

@ まず、ベジタンはギューギューレストランに、為替手形を発行していいかを確認します。
A そして、許可を取った後、市場の人に手形を渡します。
B そして、ギューギューレストランは、市場の人に代金を支払うことになります。

ですので、手形を発行した時点での仕訳は、図にあるような仕訳になります。

いかがでしょうか。
簡単に説明してしまったので、理解するのは難しいかもしれません。ここはややこしいところですので、ちゃんと学びたい方は、練習問題などを繰り返してみるのがいいと思います。

● 裏書・割引
はい、次に裏書と割引についてです。
ストーリーの中では、割引について出てきました。持っている手形を銀行に買い取ってもらう場合ですね。

似たようなもので、裏書というのもあります。これは何か?

例えば、ベジタンで言うなら、野菜を市場で仕入れるときに持っている手形を渡す場合です。そんなこともできるんです。例えば、95万円仕入れて、95万円の手形を渡したら仕訳はこうです。

(仕入) 950,000  (受取手形) 950,000

手形を渡すだけですので、それほど難しくないですね。
では、なぜ裏書というのか?

実は、手形を渡すときに、誰から誰へ渡したかを手形の裏に書いておくからなんです。でなければ、その手形がいろんなところへ回っていったときに、誰から誰へ回っているかわかりません。

例えば、上記のように、ベジタンが市場の人に手形を渡したら、市場の人は、手形の発行元であるギューギューレストランからお金を受け取ることになります。しかし、ギューギューレストラン側が払わなかったら、「おい!ベジタン!お前がこんな手形を渡すからだ!!お前が変わりに代金ちゃんと払え!」と言われるんです。

なので、責任を明確にするためにも、誰から誰へ回っているかを書いておくんですね。

はい、ということで、手形について見てきました。
ただし、手形にはいろいろなケースがあります。完璧に学びたい方は、テキストなどを見てみてください。

ポイント!!
@ 為替手形は三者の取引!
A 手形を裏書きで他の人に渡すことができる!

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