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八百屋ベジタン - 簿記を学ぶ軌跡 -
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第2章 
第9回 売掛金・買掛金
● 売掛金・買掛金
今回のストーリーは、売掛金と返品についてでしたね。

では、まず売掛金から整理です。

売掛金は日常生活では使わない言葉ですが、商売上はよく耳にする言葉です。簿記でも、何度も出てきますので、無理をしなくても間違いなく覚える言葉かと思います。

ただ、お金を後でもらうということだけなので、ストーリーにあったとおり、仕訳はこうです。

(売掛金) 50,000  (売上) 50,000

今回は、ストーリーが前回からの続きだったため、最初に「前受金分がなくなったわ!」といった感じで出てきましたが、前受金とは切り離して考えていただいてOKです。

単純に、「お金は後でもいいですか?」というのが売掛金です。

そして、その代金を回収できたらこうなります。

(現金) 50,000  (売掛金) 50,000

現金が増えるので、借方側ですね。その代わり、売掛金は減るので貸方側です。

そろそろ借方、貸方という言葉や、資産が増えたり減ったりするとどっちに書くかというのは慣れたでしょうか?

まだ、慣れていなくてもかまわないので、何度か繰り返していくうちに、慣れていってください。

そして、売上側の立場があるということは、仕入側の場合も当然あります。これはただ反対になるだけですね。仕入れるときに「お金は後で払います」といって、今すぐ払わない場合はこうなります。

(仕入) 50,000  (買掛金) 50,000

この場合、後でお金を払う義務が発生するわけですから、お金を借りているのと同じで負債が増えます。この負債を「買掛金」といいます。

ということで、まずは売掛金・買掛金の説明でした。

● 返品・値引・割戻し
はい、次に返品です。

返品もストーリーの中で出てきました。
これも単純ですね。「さっきのはなかったことにして」というだけの話ですから、さっきのを取り消すだけです。
ただ、簿記では返品のときに、修正液で消して直したりはしません。

売上を左側(借方)に書けば、売上を減らしていることになります。
売掛金を右側(貸方)に書けば、売掛金を減らしていることになります。

だから、そうやって書くんです。
これを逆仕訳といいます。

では次ですが、返品の他に値引というものがあります。
これは実は注意が必要です。
一般的にいう、セールとは違います。売れ残りで夜は半額!というのとは違うということです。

何かというと、一度商品を売った後に、実は傷がついていたとかで、まけてあげることです。

例えば、

(売掛金) 50,000  (売上) 50,000

としていたとしましょう。

で、その後で、
「ちょっと!ちょっとちょっと!今日買ったトマト全部傷がついてるじゃない?使えないわけじゃないけど、まけてよ」
と言われ、5,000円まけてあげるといった場合が値引です。

(売上) 5,000  (売掛金) 5,000

仕訳はこうですね。返品と形は同じです。

ちなみに、他にも割戻しというのがあります。これも値引と同じでまけてあげる場合なんですが、理由がちょっと違います。

例えば、毎月100万円くらい野菜を買ってくれるお客さんが、今月は200万円も買ってくれたような場合です。「今月はたくさん買ってくれるから、ひいとくよ」といった感じの場合を割戻しといいます。
たくさん買ったからまけてあげる、といった場合ですね。

仕訳に違いはないので、細かく覚えなくても簿記ではなんとかなると思いますが、一応、返品・値引・割戻しという言葉が出てくるんだなくらいには理解しておけばいいと思います。

あとは、仕入側の場合ですが、この場合はただ逆になるだけですので、大丈夫ですね。

(買掛金) 5,000  (仕入) 5,000

一応仕訳を書くと、こういうことです。

はい、ということで、今回は、売上・仕入関連の話でした。

ポイント!!
@ 後でお金をもらうのは売掛金!払うのは買掛金!
A 返品・値引・割戻しでは逆仕訳!

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