トップ簿記3級>ストーリー編
八百屋ベジタン - 簿記を学ぶ軌跡 -
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第2章 
第16回 どこに払う分かわからなくなっちゃった!
■ いろんな取引先ができて・・
八百屋ベジタンも大繁盛が続き、取引先もだんだんと増えてきました。

菜々子
「あなた!ちょっと気づいたんだけど、仕訳をしていても、困ったことが起きてきたの」
ヤナロウ
「お?どないしたんや?」
菜々子
「最近、市場から野菜を仕入れるだけじゃなくて、ペットボトルのジュースを売ったりもしてるでしょ。今、買掛金が50万円あるんだけど、どこにいくらか払うのか分からなくなっちゃって」
ヤナロウ
「なんや、分かるように区別してへんのか?」
菜々子
「だって、どっちも買掛金は買掛金じゃない。困ったなぁ。たぶんいくら払え!って請求書がくるから、そのときには分かるんだけど、でも、やっぱりちゃんと記録として残しておきたいわ」
ヤナロウ
「なるほどなぁ。そういうときは、文房具屋の前田さんに聞いてみるのがええんとちゃうか?」
菜々子
「そうね、ちょっと今から行ってみるわ」

ということで、前田文具店に出かけた菜々子さん。では、実際には、どういうものがあれば便利でしょうか?

シンキングターイム・・

はい。続きを見てみましょう。

前田さん
「まぁ、そういうこと?それなら、便利なものがあるわよ。「仕入先元帳」っていうやつ。これこれ」

仕入先元帳

菜々子
「へぇー。もしかして、これは仕入先ごとに書いていくってこと?」
前田さん
「そうね、一度仕訳をしたあとに、この仕入先元帳にも書いておくのよ。ちょっと面倒だけどそうしないと管理できないからね。ためしに書いてみる?」
菜々子
「うん、じゃあ、例えば、市場の人から野菜を3万円買って・・その後、2万円払って・・っていうのを書いてみると・・」
前田さん
「そういうときは、こう書くのね」

仕入先元帳

前田さん
「例えば、12日に仕入れて、26日に2万円払ったらこうね。で、この元帳は1ヶ月で一旦区切って、いくら残高があるかを整理する感じね」
菜々子
「月末には、次月繰越って書いて、月初には前月繰越って書くのね。で、次月繰越は、借方に書くのかぁ。なんか難しいね」
前田さん
「まぁ、あんまり深く考えなくてもいいわよ。次月繰越を借方に書いておけば、借方と貸方が一致してきれいに見えるでしょ。それだけよ。仕入先元帳のフォームも絶対こうってことはないだろうし、見て分かればいいんだから」
菜々子
「なるほど、ありがとう。これを、仕入先ごとに書いていけばいいのね。早速今日帰ったら使ってみるわ」
前田さん
「あ、ちょっと待って!他にも似たようなのがたくさんあるよ。例えば、売掛金の得意先を区別して管理する「得意先元帳」とか、商品を種類ごとに管理する「商品有高帳」とか、他にも、「現金出納帳」、「小口現金出納帳」、「当座預金出納帳」、「売上帳」、「仕入帳」なんてのもあるよ」
菜々子
「まぁ、そんなに!そんなにすぐには覚えられなそう・・
また、今度ちょっとずつ教えてもらおうかな」

ということで、今日は仕入先元帳のお話でした。最後に前田さんが言っていた帳簿類については全部、簿記3級で出てくるものになります。
ただ、総勘定元帳や仕訳帳とは別に、補助的に便利な帳簿として使うものです。書き方は多少ややこしいものもありますが、何度か練習すれば書けるようになると思います。

ということで、これで第2章も終わりです。第3章からは、年末にしなきゃいけない決算整理のお話になります。


ポイント!!
@ 買掛金の支払先は、総勘定元帳とは別に管理!

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