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八百屋ベジタン - 簿記を学ぶ軌跡 -
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第3章 
第21回 商品がたくさん残ってる?
■ 全部費用じゃなんか変
前回に引き続き、決算整理仕訳が続きます。
ということで、今回は売上原価についてです。

菜々子
「あ、そうだ!あなたちょっと、今年の仕入の金額と売上の金額を教えてくれない?」
ヤナロウ
「おぉ。試算表の売上と仕入を見ればすぐやな。えーっと、売上が5,000万円で・・仕入が3,000万円やな。ほほぉ、売上と仕入だけ見たら利益が2,000万か!今年はがんばったな」
菜々子
「あ、でももうちょっと利益はよくなるわよ」
ヤナロウ
「ん?どういうことや??」
菜々子
「今年、仕入れた分ってちゃんと全部売れたっけ?今年から野菜だけじゃなくて、ペットボトルのジュースも売り始めたでしょ。それ、けっこうまだ残ってるよね」
ヤナロウ
「あ、確かそうやったな・・えーっと・・おぉ、かなり残ってるな。20万円分も売れ残りがあるぞ」
菜々子
「そうね、ってことは今年仕入れた分が全部費用になるのは変じゃない?商品が残ってれば、売れる価値があるんだから、資産になるはずよ」
ヤナロウ
「あ、そうか!3,000万円仕入れてるけど、売り切ったのは2,980万円分だけってことやな。ってことは、費用を減らすんか、で資産を増やすと・・こんな感じか?」

(商品)  200,000  (仕入)  200,000

菜々子
「惜しいわね。確かに商品なんだけど、こうやって決算で商品を次の期に繰り越す場合は、「繰越商品」って勘定にするみたい。だからこうね」

(繰越商品)  200,000  (仕入)  200,000

ヤナロウ
「そうかぁ、なるほどなぁ。で、この残ったやつは次の期はどうすんねん?」
菜々子
「来年は、仕入をしなくても、商品が手元からなくなるわけだから、費用にしなきゃね。ただ、逆に仕訳するだけよ」

(仕入) 200,000  (繰越商品) 200,000

ヤナロウ
「そうなんかぁ。じゃあ来年、年明けて売れたときにこの仕訳するわけやな」
菜々子
「ちょっと待った!そうじゃないのよ。今残ってるペットボトルが売れるたびに、仕訳してたらたいへんじゃない」
ヤナロウ
「ん?・・あ、確かにな」
菜々子
「どうせ、期首に残ってるものは、そのうち売れるでしょ。だから、まとめて来年の決算でこの仕訳をするのよ。その方が楽じゃない?」
ヤナロウ
「なーるほど。今年も、もし年初に商品が残ってたら、決算でその仕訳をしてたってことやな」
菜々子
「そうね。とりあえず、今年の商品分の費用は2,980万円ということで。ちなみに、この金額のことは「売上原価」っていうみたいよ。損益計算書では、仕入じゃなくて売上原価って書かなきゃいけないみたい」
ヤナロウ
「なるほど。確かに2980万円は仕入ではないもんな。仕入れたもののうち、売れた分の原価ってことか」

ということで、今回は売上原価の計算についてでした。


ポイント!!
@ 仕入代は、残った商品分を調整!
A 期首に残っている商品も調整!

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