■ 小切手みたいだけど・・
今日は3月31日。
今月も、ギューギューレストランの牛田さんがやってきました。
ただ、今日はちょっと様子が違います。
牛田
「すいませーん」
ヤナロウ
「おぉ、もうそんな日かー。今月は、95万円やな、あんたんとこも繁盛してるみたいやねー」
牛田
「そうなんですが・・あのー、たいへん申し上げにくいことなんですが・・
代金の方をあと二週間ほど待っていただくことはできないでしょうか?
この前の地震でかなりお店が壊れてしまって、お金がかかってしまったんですよ」
ヤナロウ
「そ、そうかー。まぁ、そういうことやったらしゃーないな。ええよええよ」
牛田
「本当ですか?!ありがとうございます!
であれば、この手形をお渡ししておきます」
ヤナロウ
「これは?前の小切手に似てるなぁ・・でも、約束手形?」
牛田
「これは、見ていただだくと、渡す日は振出日と言って今日になってるんですけど、支払期日は4月14日になってるので、ヤナロウさんが銀行に持っていっても、すぐに現金に換えてくれるわけじゃなくて、4月14日になった時点でヤナロウさんの口座に入れといてくれるんですよ」
ヤナロウ
「そうなんか、じゃあこれを銀行に渡しとけばいいんやな」
牛田
「本当にすみません。これからもよろしくお願いします」
菜々子
「あらっ?手形を受け取ったのね」
ヤナロウ
「なんや、お前手形知ってんのか?」
菜々子
「手形を受け取ったときは、
「受取手形」って勘定使うみたいよ」
(受取手形) 950,000 (売掛金) 950,000
菜々子
「こうね。売掛金はなくしておいて、代わりに手形を受け取ったってことだから」
ヤナロウ
「へぇー。じゃあ、14日になったら、どないするんや?」
菜々子
「そのときはこうよ」
(当座預金) 950,000 (受取手形) 950,000
ヤナロウ
「なるほどな。ってゆーか、よく考えたら、14日までこのお金入らんかったら、うちお金足らんくなるんちゃうか?」
菜々子
「まぁ、ちゃんと考えないで承諾したの?でも、4月14日より早くお金が必要になったときは、銀行がちょっと安く買い取ってくれるらしいよ。確か割引っていうのよ」
ヤナロウ
「ホンマか??なら、今すぐでも、菜々子銀行行ってそうしといてくれや」
ということで、菜々子さんは銀行へ行きました。
菜々子
「あのー、この手形を割り引きたいんですけど・・」
銀行の店員
「はい、2週間後が期日の手形ですね。では2,000円の手数料をいただきますが、よろしいですか?」
菜々子
「はい、お願いします」
(当座預金) 948,000 (受取手形) 950,000
(手形売却損) 2,000
菜々子
「ってことで、仕訳はこうね!割り引いたときは、
「手形売却損」って勘定使うのよね」
はい、このように手形というのは割引くことができます。
手数料はとられるものの、売掛金と違ってすぐにお金に換えることができる点が便利ですね。
ということで、今日は手形についてのお話でした。
次回は、ベジタンにアルバイトが入ってきます。