ストーリーで学ぶ!簿記3級
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記事更新日 2008年12月25日 22:41
■ ヤナロウの出張
最近、忙しくなってきたベジタン。
そこで、ちょっとお手伝いに、アルバイトを雇うことにしました。
今年の春から大学に通い始めた、隣のうちに住んでいる女の子。名前は、亜季ちゃんです。
亜季
「こんにちは~!お久しぶりです~!」
菜々子
「あ、こんにちはー。忙しいのに手伝いに来てくれてありがとうねー」
亜季
「いえー!全然いいんですよー。私、経営学部に入ったので、こういうの勉強になりますもん」
菜々子
「ありがとう。今日はヤナロウが出張だから、ちょっとたいへんだけどガンバってね!」
亜季
「はーい!ガンバりまーす!」
ヤナロウ
「おい、菜々子。じゃあ、ちょっと行ってくるわー。一応お店のお金5万円持っていくから」
ということで、今日はヤナロウは出張です。ベジタンが人気が出たため、東京の出版社から取材の依頼がきたのです。
菜々子
「いってらっしゃーい。じゃあ、仕訳仕訳と。ん?この場合、どうするんだっけな?」
亜季
「確か、こういうときは「仮払金」勘定ですよね。仕訳はこうだったかな」
(仮払金) 50,000 (現金) 50,000
菜々子
「さっすがー!頼りになるわね。いろいろとよろしくね」
はい、このように、何に使うかは決まっていないけど、とりあえず仮りで渡しておくものを仮払金といいます。
そして数時間後。
菜々子さんに銀行に行くようお願いされた亜季ちゃんが銀行から帰ってきました。
亜季
「菜々子さーん!銀行行ってきましたよー。なんか、今日、2万円振り込まれてましたー!」
菜々子
「あらっ、本当ね。これは何なのかしら?」
亜季
「もしかしたら、ヤナロウさんが取材を受けた分を振り込んでくれたのかも?」
菜々子
「あ、そうかぁ。まぁ、帰ってきたら聞いてみるわ」
亜季
「じゃあ、とりあえず仕訳をしときますね!こういうときは「仮受金」ですよね!」
(普通預金) 20,000 (仮受金) 20,000
このように、理由が分からない入金は、仮受金で仕訳をします。
で、夜になりヤナロウが帰ってきました。
菜々子
「あ、お帰りなさーい。そういえば、あの2万円って何だったの?」
ヤナロウ
「ん?あぁ、取材料をもらったから振り込んどいたんや」
菜々子
「そっか。亜季ちゃんの言ったとおりだったのね。じゃあ、ちゃんと書いとかないと。これは雑収入でいっか」
(仮受金) 20,000 (雑収入) 20,000
仮で処理しといたものは、ちゃんと収益に直しておかないといけないですね。
なので、一度計上しておいた仮受金を取り崩して、収益を計上します。
ヤナロウ
「あ、あと持っていった5万円やけど、1万円は余ったから返しとくわ」
菜々子
「4万円分は何に使ったの?」
ヤナロウ
「んー、確か交通費で3万5千円と、あと適当に食事したりとかそんなんやな」
菜々子
「なるほど、じゃあこれでいっか」
(旅費交通費) 35,000 (仮払金) 40,000
(雑費) 5,000
ということでひとまず、出張は終わりです。
■ 亜季ちゃんの給料
今日は、亜季ちゃんの給料日の5日前ですが・・
亜季
「す、すいませーん・・菜々子さんちょっと相談があるんですけど」
菜々子
「何かしら?」
亜季
「えっと・・5日後給料日ですよね?・・もしよかったら、5千円くらいだけ前もってもらえないかなぁなんて・・」
菜々子
「あらっ?そんなこと。いいよいいよ」
亜季
「ホントですか?!ありがとうございますー!この前、原付で一時停止しなかったら、おまわりさんに止められちゃって・・反則金5千円もするんですよー」
菜々子
「あらまぁ。たいへんだねー。じゃあ、代わりに立て替えて払っておいてあげるわよ。「立替金」っと」
(立替金) 5,000 (現金) 5,000
そして、給料日・・
菜々子
「あ、亜季ちゃん。はい、アルバイト代。85,000円ね。一応、今月は10万円なんだけど、所得税と保険料分の10,000円は、うちが収めとくから預っておくのと、この前の立て替えた5,000円を引いた分ね」
亜季
「はい!ありがとうございまーす!初お給料だぁ。所得税とかのは「預り金」って勘定科目使うんですよね。ってことはこうか」
(給料) 100,000 (現金) 85,000
(預り金) 10,000
(立替金) 5,000
といった感じですね。今回の立替金はたまたま出てきたものですが、所得税や保険料については基本的に給料から引かれますので、このように預り金勘定で仕訳をすることになります。
今回は、 給料は10万円だけど、預っている分と立て替えた分は今回は引いています。
ということで、今回は仮払金、仮受金、立替金、預り金についてでした。
次回は、いろいろな帳簿が出てきます。
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