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ストーリー

この記事のジャンル 簿記 簿記3級 会計
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目次
ストーリーで学ぶ!簿記3級
第1章 簿記の基本
第1回 簿記って何だ?
第1回解説 簿記の目的
第2回 簿記では、何を記録する?
第2回解説 収益と費用
第3回 記録を1年分まとめると?
第3回解説 損益計算書
第4回 これでお金持ちかどうかがわかる?
第4回解説 貸借対照表
第5回 毎日、どう記録すれば効率的?
第5回解説 総勘定元帳
第6回 総勘定元帳を実際に書いてみると?
第6回解説 簿記の2つのルール
第7回 総勘定元帳はめんどくさい?
第7回解説 仕訳
第2章 いろいろな仕訳
第8回 先にお金を受け取ったときは?
第8回解説 前受金・前渡金
第9回 すぐにお金払ってくれないの?
第9回解説 売掛金・買掛金
第10回 あれっ?!お金が足りない!
第10回解説 現金過不足
第11回 こんなに大金持たなきゃダメ?
第11回解説 当座預金
第12回 お店を修理しなきゃ!
第12回解説 固定資産
第13回 こっそり株を始めてみたら?
第13回解説 有価証券
第14回 お金受け取るのはさらに先延ばし?
第14回解説 手形
第15回 アルバイトがやってきた!
第15回解説 いろいろな債権債務
第16回 どこに払う分かわからなくなっちゃった!
第16回解説 いろいろな帳簿
第3章 決算整理仕訳
第17回 年末にはいろいろ調整が必要?
第17回解説 決算整理手続
第18回 売掛金が踏み倒される?!
第18回解説 貸倒引当金
第19回 車はちょっとずつボロくなるけど?
第19回解説 減価償却費
第20回 保険料は2年分も払ってる?
第20回解説 経過勘定
第21回 商品がたくさん残ってる?
第21回解説 売上原価の計算
第22回 株価があがった!
第22回解説 有価証券の評価
第4章 決算手続
第23回 決算まとめるのはめんどくさい?
第23回解説 精算表
ストーリーで学ぶ!簿記3級

第18回 売掛金が踏み倒される?!

投稿者:cpa
 
この記事の評価(1件)   ave. 5.0点 ★★★★★
記事更新日 2008年12月25日 22:51
 
■ お金を受け取れないことを予想して・・
前回、試算表を作成したヤナロウ。
それに続き、決算整理仕訳を始めていくことに。

そこで菜々子さんは、まず最初に「貸倒引当金」の調整から始めることにしました。
貸倒引当金とは?というのが今回のテーマです。

思い起こせば今年の2月、ギューギューレストランのような大きなお客さんができ、それからもたくさんの飲食店、旅館などがベジタンで野菜を買うようになりました。

ヤナロウ
「貸倒引当金ってなんや?」
菜々子
「そういえば、思い出してみて。今年10月バンクラプトっていうファーストフード店がうちの野菜をたくさん仕入れていったじゃない?」
ヤナロウ
「あ!あの藤山とかいうやつやな!あいつホンマふざけとるなぁ!50万円分も踏み倒しやがって!」
菜々子
「でしょ。そのとき、どういう仕訳したか覚えてる?」
ヤナロウ
「あんときはホンマむかついたからな!覚えてるでー!思い出したくないけどな!踏み倒されたら、「貸倒損失」って勘定を使うんやろ」

(貸倒損失) 500,000 (売掛金) 500,000

ヤナロウ
「こうやろ!売掛金が500,000円も一気になくなったんやもんな。しかも全部が損で費用や!」
菜々子
「そうそう。もうあんなことは二度と嫌だけどね。でも、今うちいつの間にか売掛金が350万円もあるのよ。相手も10社もあるし」
ヤナロウ
「そんなあったんか。って思うと、いつ踏み倒されるかわからんなぁ。怖いなぁ」

はい、ということで、ヤナロウも貸倒れに対する不安を感じています。
さて、問題は、ここでどういう仕訳をしておけば少しは安心できるのでしょう??
ということです。

シンキングターイム・・

はい、では菜々子さん。

菜々子
「そうなのよ。いつ貸倒れるかわかんないでしょ。でね、だったら今年のうちにちょっと貸倒れた!って思ってた方が気分は楽じゃない?」
ヤナロウ
「まぁ、そう言われてみれば」
菜々子
「ってことでね、まぁ1%くらいかな。35,000円ね。こういう仕訳をしとくの」

(貸倒引当金繰入) 35,000 (貸倒引当金) 35,000

ヤナロウ
「なんやこれは?!ようわからんな・・」
菜々子
「実際に貸倒れたときと同じ仕訳だったらバンクラプトのときみたいな感じでしょ?でも、実際に売掛金が減ったわけじゃないから、売掛金を貸方に持ってくるわけにはいかないの」
ヤナロウ
「んで?だからなんや?」
菜々子
「 だから、その代わりに貸倒引当金っていう勘定を貸し方に使うの。まぁ、売掛金の身代わりってとこね」
ヤナロウ
「ほほぉ、なら借方のはなんや?貸倒れたときと同じ貸倒損失にしといた方がわかりやすいのに」
菜々子
「これも同じよ。実際に貸倒れた訳じゃなくて、貸倒引当金を計上しただけでしょ。だから、これは貸倒損失の代わりね。「貸倒引当金繰入」って勘定を使うのよ」
ヤナロウ
「なるほどな。そんな仕訳をするんやなぁ。貸倒損失の代わりに貸倒引当金繰入、売掛金を減らす代わりに貸倒引当金勘定を使うのか」

ということになります。今年のうちに35,000円分の費用を先に計上しておけば、来年、35,000円までだったら貸倒れても、費用を計上しなくて済むってことですね。要は、先読みしとくわけです。
では、仕訳としてはどうなるでしょうか??

ヤナロウ
「ん?で、もし来年になって3万円とか貸倒れたらどう仕訳するんや??」
菜々子
「ちょっとは考えてくださいよー。貸倒引当金が身代わりになるっていったでしょ。その分、来年は費用を計上しなくてすむんだから」

はい、ではどうなるでしょうか。

シンキーングタイム・・

ここまで、いろいろな仕訳に慣れてきていれば、これはそれほど難しくないかもしれませんね。

菜々子
「こうでしょ。貸倒引当金を取り崩すだけで済むから、費用は出ないの」

(貸倒引当金) 30,000 (売掛金) 30,000

菜々子
「ついでに、来年の終わりになってもこの貸倒引当金が余ってたら、来年は差額だけ計上するのよ。例えば、5,000円余ってて、貸倒引当金を5万円にしときたいってことなら、こうね」

(貸倒引当金繰入) 45,000 (貸倒引当金) 45,000

菜々子
「差額の45,000円を計上しておけば、貸倒引当金はちょうど5万円になるでしょ。わかった?」
ヤナロウ
「お、おぉ・・でもそんないろいろ言われてもすぐ忘れそうやけど・・」
菜々子
「まぁ、そのうち慣れるわよ」

ってことで、今日は貸倒引当金を見ました。
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