ストーリーで学ぶ!公認会計士の仕事
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記事更新日 2009年01月03日 19:07
入社して1ヶ月。って言っても研修しか受けてないけど・・
とりあえず、オレはひなた監査法人での1ヶ月間の研修期間を終えた。
冬休みも終わって、年明けの初勤務。
会社に着くと、同期のひろきとばったり会った。
哲也
「ひろき、おはよー!」
ひろき
「おー!あけおめー!そういえば哲也って、配属どこになった?」
哲也
「オレは、第三監査部だよ、国内の監査をまずやりたくて。ひろきは?」
ひろき
「オレは、株式公開部!上場前の企業とかを見るところ!」
哲也
「そっかー、お互いガンバろうな!」
ひなた監査法人では、事業部は全部で8つ。
第一監査部から第四監査部までが、国内の企業の監査を担当する事業部で、あとは、海外の企業を担当する国際部、上場前の企業を担当する株式公開部、M&Aとか企業再生とかを担当するTS(トランザクションサービス)部、そして、監査の中でもシステムとかを担当するシステム監査部。
細かいことはオレもまだよく分かってないけど、とりあえずオレは国内の企業を担当する第三監査部に配属になった。
ひなた監査法人は、10階建てのビルを持っていて、オレがこれから仕事をする第三監査部はその6階。
6階に着くとまず、入社したときにもらったセキュリティカードで部屋の中に入る。扉の中には、自動販売機、たくさんのロッカー、そして大きな机が並んでいる。
これまでは、ずっと研修だったからほとんど来ることはなかったけど、今日からはここが仕事場だ。
山崎さん
「新人のみなさん、はじめまして。私、第三監査部のサポートスタッフの山崎
純子といいます。今日は簡単に、オフィスのこととか、仕事のこととか説明させてもらいますね」
第三監査部は大体200人くらいいるみたいで、会計士の仕事をサポートするスタッフが8人。サポートスタッフの方々は、出張のときの手配とか、備品の購入とか、何かと細かいことをいろいろやってくれる方々みたいだ。
山崎さんは、その中でいちばん若そうな小柄の女性。20台後半くらいかな?
山崎さん
「まず、ロッカーですが、皆さんの名前が貼ってあるところが、各自のロッカーになります。机は皆さんで共有になります。会計士のみなさんは、外出することが多いので、個人用のデスクはありませんので、空いてるところ、好きなところに座ってください」
「次に仕事のことですが、仕事はチームごとで担当します。皆さんには入社後に携帯が渡されていると思いますので、おそらく担当するチームの誰かから電話がかかってくると思います。何か質問はありますか?」
新人の一人
「はい!山崎さんは彼氏とかいるんですかー?」
山崎さん
「そういう質問は、また別のときに・・」
空気の読めないやつがいた。
みんなまだ入社したばかりで、真面目に山崎さんの話を聞いている中、変な空気になった。
山崎さん
「とりあえず、皆さんは、直接チームの方から連絡があるまでは待機になりますので、机に座って待っていてください」
適当に空いてるところを探して、席に着く。
せっかく時間があるので、入社時に渡されたパソコンでも着ける。
そのとき、空いていた隣の席に、さっきの新人が座ってきた。
マサシ
「ねーねー、名前なんてゆーの?オレはマサシ!」
哲也
「オレは哲也・・」
マサシ
「哲也か、よろしくな!ところでさ、来週の金曜合コンするんだけど、よかったらどう?」
哲也
「合コン?行きたい行きたい!ってか、こんな初対面で誘ってもらっちゃっていいの?」
マサシ
「平気平気!やー、せっかく会計士になったんだから、遊ばないとね!哲也くんみたいなイケメンだったらモテモテだよ」
どう考えてもお世辞にしか聞こえない。というか、マサシの方が、いかにもモテそうな顔をしてる。
さっきまで、こんなやつとは仲良くなりたくないなと思っていたのに、あっさり合コンという甘い誘いにつられてしまった。
それから数十分経った頃、支給された携帯が初めて音を鳴らした。
哲也
「はい、もしもし」
小松さん
「あ、もしもし。小林くん?」
哲也
「あ、はい。新人の小林哲也です!」
小松さん
「はじめまして、僕は2年目の小松です。今、クライアントのところにいるんだけど、早速来てもらってもいいですか?」
哲也
「はい!大丈夫です!」
小松さん
「クライアントは、ミレニアム工業っていう会社で、新宿にあるから。事務所からだったら、30分くらいかな。ネットで検索したら、住所とか分かると思うけど、来れる?」
哲也
「はい!行けると思います」
小松さん
「じゃあ、お願いします。着いたら、電話ください」
早速、電話が来た。
ひなた監査法人は、東京駅から徒歩5分くらいのところにあるので、新宿までは一本だ。
オレは、住所を調べて、ミレニアム工業に向かった。
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