ストーリーで学ぶ!公認会計士の仕事
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記事更新日 2009年01月05日 22:40
監査現場一日目の午後、当座預金と借入金のチェックは残高確認状が届くまでできないことが分かったので、とりあえず次に現金を確認しようと思った。
また、去年の監査調書の確認からだな。どれどれ・・現金はと・・
あ、あった。現金実査表?
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現金実査表 200W年12月31日
1万円札 220枚 2,200,000円
5千円札 18枚 90,000円
千円札 147枚 147,000円
500円玉 23枚 11,500円
100円玉 48枚 4,800円
50円玉 60枚 3,000円
10円玉 279枚 2,790円
5円玉 144枚 720円
1円玉 336枚 336円
合計 2,460,146円
会社の金種表を元に実査を行い、総勘定元帳の現金の金額が正しいことを確認した。 小松
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お、去年は小松さんがやってたのかー。
ところで、実査って確か、実際に現金を数えることだよな?
哲也
「小松さん、すみません。次に現金を確認しようと思うんですけど、去年の調書では実査をやってるみたいで、今年も当然やるんですよね?」
小松
「あー、そうそう。小林くんには今日実査をやってもらおうと思ってたんだよ。クライアントには、15時頃に用意してもらうことになってるから、そのときに見てもらえる?」
哲也
「あ、はい。大丈夫です」
小松
「で、実査は、現金と小切手と受取手形と有価証券を見てもらうから」
哲也
「あ、現金だけじゃないんですね」
小松
「うん、そうだね。小切手とか受取手形とかはカットオフも見ないといけないんだけど、まぁ今日は僕もいっしょに見るよ」
哲也
「すみません。勉強不足で申し訳ないんですが、カットオフって何でしたっけ?」
小松
「うーん、12月31日の前後で、小切手を切ってたりすると、去年の処理になるか今年の処理になるかで、間違えたり不正をしやすいから、ちゃんと確認するっていうようなことかな」
哲也
「あ、なるほど!ありがとうございます!」
ということで、15時になるまでしばらく監査調書を眺めていた。
そして、15時ちょっと前に、若い女性が監査部屋に入ってきた。
上戸さん
「失礼しまーす」
小松
「お、こんにちはー。そうだ、忘れてた!小林くん、まだ皆さんに紹介してなかったですね・・。小林くん、名刺を・・」
哲也
「あ、はい。ひ、ひなた監査法人の小林と申します」
上戸
「経理部の上戸と申します」
オレは、あわてて名刺交換をした。上手くできただろうか。これが生まれてはじめての名刺交換だ。
小松
「じゃ、小林くん。そこ座って」
上戸
「あの、これが、現金で・・小切手と、受取手形と、有価証券です」
小松
「ありがとうございます」
オレは、上戸さんの隣で、現金、小切手、受取手形・・と順番に数えた。隣にずっと黙って座られてると緊張するなぁ・・でも、確か実査はちゃんと立ち会ってもらってないと駄目なんだよな。現金がなくなったとかなると大変なことになるから。
そして、一通り実査の手続が終わった。
小松
「よし、終わった!じゃあ、小林くん返還証明もらって」
哲也
「あぁ、実査が終わったら、ちゃんと全部返しましたってのを証明してもらわないと駄目だから」
上戸
「あ、こちらになります。返還証明です」
哲也
「あ、ありがとうございます!また、よろしくお願いします!」
ふぅ。初めての仕事はなかなか疲れるなぁ。
そうこうしているうちに、あっという間に一日目は終わった。
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