ストーリーで学ぶ!公認会計士の仕事
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記事更新日 2009年01月05日 23:02
昨日初めての監査現場を体験し、今日は2日目。
オレは、残高確認状が届いているか確認するために、まず、ひなた監査法人の事務所によったのだけれど、残高確認状はまだ届いてなかった。
そして、それからミレニアム工業に向かった。
哲也
「おはようございまーす!」
小松
「お、おはよー!」
哲也
「今日は、何をしましょうか?」
小松
「今日はねー、固定資産見てもらおうかな。また、分からないことあったら聞いてくれていいから」
哲也
「固定資産ですね、わかりました!」
これも去年の調書だな、固定資産っと・・
お、あったあった。
うわーーー。すげー細かいな。。
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固定資産明細表
備品一覧
パソコン メーカーA 185,000円 2台 370,000円 2005年10月購入・・・
パソコン メーカーB 203,000円 2台 406,000円 2003年8月購入・・・
机 めーかーC 28,300円 20台 566,000円 2004年2月購入・・・
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これ、何ページあるんだ??
1、2、3・・うわっ、A3で5枚もある・・これ全部チェックするのかな・・
哲也
「小松さん、すみません。固定資産の確認の仕方がいまいち分からないんですけど、これって全部あるかどうか実査みたいに確認していくんですか?」
小松
「いやいや、そこまでしなくていいよ。監査って毎年やってるからさ、去年の固定資産の金額は正しいっていう前提で、とりあえず進めてもらっていいよ。だから、気にしなきゃいけないのは、変な増減がないかとか、もし大きい金額の購入や売却があったら、役員が承認してる書類とかあるはずだから、それをもらってチェックしたりとかかな」
哲也
「なるほど、さすがに全部細かく確認はできないんですね」
小松
「監査も時間が限られてるからね。ちなみに毎回、この金額以下だったら気にしなくてもいいっていうような基準を決めてるんだけど、今回の決算ではとりあえず1億だね」
哲也
「えー!1億以下だったら気にしなくていいってことですか?」
小松
「利益が何千億もある企業だと、そこまで細かい数字はあんまり意味がないし、全部なんてチェックしきれないからね。効率的・効果的に監査は進めないと。まぁ、そうはいってもケースバイケースだから、おかしいと思うのがあったら言ってね」
哲也
「わかりましたー。じゃあ、変なのがないかどうか調べます」
えーっと。去年の固定資産と比較して・・
と、調べ始めて2時間。
おっ、130億の建物を12月に購入してる。これはどうやって確認すればいいんだろうな。
哲也
「小松さーん。12月に130億の建物を買ってるみたいなんですけど、これって何で調べればいいんでしょうか?」
松川
「あ、それね。確か佐野さんがこの前言ってたな」
お、松川さんだ。
松川さんは昨日仕事が終わった後、少し話したけど、今はシニアの3年目らしい。30歳くらいの鷹山さんがマネジャーで、40近く見える松川さんがシニアだった。
で、確か佐野さんは、昨日帰る前に挨拶したミレニアム工業の経理部の誰かだったような・・・
松川
「あ、これだ!この取締役会の議事録にあるよ」
哲也
「それ、見ていいですか?」
松川
「いいよー」
取締役会の議事録・・試験勉強してるときに、よく言葉は聞いたけど、実際に中身を見るのは初めてだ。
お、東京都○○区2丁目のビルを130億で購入する・・なんかいろいろ書いてあるな。とりあえず、承認というかハンコが押してあるから、これでいいのかな。
哲也
「これは、この書類の確認だけでいいんですか?」
松川
「うん、それはね、いろいろまた佐野さんに話聞く予定のところだから、大丈夫だよ」
なるほど。金額が大きいところは、シニアの人とかがちゃんと目を通しているってことか。
確かに、来たばっかりのオレに全部任せるわけはないよな。
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